わたしたちについて
京丹波森林組合は、京都府の中央、丹波高原の由良川水系に位置する京丹波町で活動しています。この辺りは、古より「丹波の国」と言われ、材木・松茸・鮎などの森や川の恵みを京の都へ送り届けていた地域です。また、町内の森林面積は約25,000ha、町全体の面積に占める森林を示す森林率は83%という、戦後に植林された森林が成熟しつつある農山村地域です。
かつて、暮らしを支えてきた森林・林業は衰退の一途をたどってきましたが、森林の働きに対する国民のコンセンサスの高まりや直交集成材(CLT)・国産材ベニヤ板・バイオマス燃料等の新たな需要が増え、資源としての活用場面が脚光を浴びる状況にあります。
大切に守り育ててきた森林を維持管理しながら「木を植える」「木を育てる」「木を収穫する」「木材を有効に利用する」といった循環型林業の確立を目指し、具体的な取り組みを展開しています。
代表者ごあいさつ
京丹波森林組合 代表理事組合長 樋口 義昭
京丹波森林組合は、京都府のほぼ中央に位置し、京都市内や大阪方面へは車で約1時間も掛からずに移動できる、大変便利な町にある森林組合です。また「丹波の夢を拓く道」丹波広域基幹林道も京丹波町を起点に南丹市から京都市花背へと昭和60年から平成25年にかけ総延長65.429kmの立派な林道が開設されています。
そして平成24年4月には、京都府林業大学校が我が町に開校し、毎年20名程が全国各地から林業後継者を目指し入学し、2年間を京丹波町で過ごし、卒業後は希望する地で活躍しています。当森林組合も第1期生2名の卒業生を職員に迎え、今日では日々の成長する姿がより大きく感じ、組合員様をはじめ先輩職員からの信頼も厚く、森林組合の経営を進めるに当たり、大きな力となっています。
このように私たちの町には、これからの日本の林業、そして、京丹波町の林業を支える基盤となる後継者育成の場(林業大学校)、木材を市場等へ搬出する林道(広域基幹林道)が整備されています。また、森林組合経営を行う役員については3名の女性理事者に就任いただき、会議に出席され、意見等も聞かせていただく事で、女性の方の林業に係わる機会も増えてきています。
現場で作業を行う技術者(FK/フォレストキーパー)も平均年齢43才と若く、高性能林業機械を使用し伐採・搬出作業を行う班と、植林・下刈等保育作業を行う班に分かれ、森林施業プランナーが作成する森林経営計画に基づき森林経営を担っております。
常に組合員様から「大切な山をお預かりし、仕事をさせていただいている」ことを肝に命じ「京丹波森林組合中期計画」に基づき、京丹波の安心で安全な森林づくりを進めています。
京丹波森林組合の概要
(令和5年12月現在)
名称 | 京丹波森林組合 |
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所在地 |
京都府船井郡京丹波町本庄木下9番地 TEL 0771-84-0086 FAX 0771-84-1018 MAIL wshinrin@zc.ztv.ne.jp |
設立 | 平成18年12月、旧3町(丹波・瑞穂・和知)森林組合が合併し発足。 |
組合員数 | 3,572人 |
経営面積 | 約18,000ha |
出資金 | 70,643,000円 |
役員数 | 17名(内常勤役員1名・女性役員3名) |
従業員数 |
32名 内勤14名 FK(フォレストキーパー/現場作業者)18名 |
年間取扱高 | 307,106,207円(令和5年度実績) |