森林環境教育事業~学校林整備活動~
丹波ひかり小学校を対象とした森林環境教育も1学期が終了し、2学期から新たな学年でもスタートしました。様々な視点から森林について学んでいくことをテーマに、総合的な学習の時間を活用した探求的な学習に取り組みます。今年は初めての年ということもあり、高学年ほど事前知識がない中での学習となりますが、丁寧な展開を心掛けていきたいと思います。
さて、2学期はほとんどの学年で進めていきますが、その中でも森林について大きく取り扱うのが4年生です。4年生では「森のはたらき」を総合的な学習の時間の年間単元として設定し、森林と水の関係など森林がもたらす様々な恩恵について学習していきます。さらに4年生独自の活動として学校林の開拓を行っていきます。小学校に隣接する雑木林を新たに学校林として設定し、学期を通して継続的に森林と関わっていきます。学校林の整備に当たっては、子供たちが子供たちの視点で整備していきます。どんな森になってほしい、こんなものがあれば楽しいなど、子供たちそれぞれが思い浮かべる森を自分たちで模索していきます。どんなことをしたいか、どんな方法が必要か、今後どうしていきたいかを児童それぞれが主体的に取り組み、協働して実行していきます。
(初回の学校林探検)
我々森林組合は「出来る」を応援するサポーターとして協力していきます。子供たちが森からどんなことを感じ取り、森に働きかけていくのかとても楽しみです。
これからどんどん秋へと移り変わり、森の様子も変わっていきます。継続的に森と関わることで、自然の移ろいなど見える風景がグンと変わることを期待して、森との関わり方を身に付けていってくれたらと思います。
(キノコ探しとコケ観察)