山や森を学ぶ「令和4年度 森林教室」
令和4年6月28日に国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林整備センター 近畿北陸整備局より丹波ひかり小学校4年生28名を対象に「森林教室」が開催されました。当組合も協賛し参加しました。
活動「水はどこから?・かくれている森の水をさがせ!」
森林整備センターの職員より、森林に入り吸水シートを用いた活動を通して、地表に隠れる水の観察を行いました。
枯れ木や石の裏などに吸水シートを当て、どこに水があるかを子どもたち自身で考え探します。観察中にサワガニを見つけるなど楽しそうに活動していました。
実験「水をいちばんにためるのはどれ?・山に降る雨の行先」
各班で砂利・グラウンドの土・山の土を入れたペットボトル装置を用いて、水が地面に浸み込む様子を実験しました。次に道路・草地・山に見立てた実験装置に水を流し入れ、地表に流れる水の観察を行いました。
ペットボトルを用いた実験では、どの土が一番浸み込むかを予想しながら参加していました。また、水を流し込む実験では、森林の機能を理解しながら学んでもらうことが出来ました。
紙芝居「これであなたも森林博士!~森のひみつ~」
ここまでの復習を行い、森林の「水源涵養機能」について紙芝居を用いて分かりやすく説明がされました。
紙芝居を行う際には博士に扮した職員が登場するなど、子どもたちが楽しみながら学べる工夫が行われており、熱心に聞き入っていました。
お仕事紹介「水源の森を守る仕事」
当組合から2名の職員が水源の森を守る仕事について紹介しました。
4年生は、当組合が行いました森林環境教育で実際の現場の見学を行っており、仕事内容について理解があったことから積極的に発言をしてくれる子どもたちが多く見受けられました。説明の際には子どもにも参加してもらい楽しみながら紹介することが出来ました。
班体験「木の身体測定」
森林総合研究所 関西支所の職員より、測定機器を使った立木の高さを測る活動を行いました。測る理由や樹木が一年間でどのくらい成長するかを学びながら仕事に触れることができ、計測に苦戦しつつも一生懸命頑張っていました。
今回のように森林の中で学ぶことにより、山や森に関心をもってもらえる機会を大切にしていこうと思います。